実績・事例
京都市指定文化財を宿泊施設として活用
京都市の東山エリアには多くの陶器屋さんが集まる場所があります。今でも窯を活用して創作活動をされており、見学や体験ができる場所もあります。そんな京都の文化が色濃く集まった場所に位置する京町家をリノベーションして宿泊施設にしました。町家特有の低い2階部分にある、しっくいで塗り固めた窓が特徴的な建物です。この窓を虫籠窓(むしこまど)と言います。通気性を高めたり、採光を広く取り入れる役割を果たしていて、見た目にも格子が作り出す独特の表情が素敵です。
- ポイント
- 建物の老朽化や第二、第三の役割として活用方法を見いだせない貴重な京町家が毎年数多く失われています。確かに最近の家屋と違い、建物自体の維持にかかる費用も高く、住空間として快適なコンディションを作り出すのが容易ではないということも手放す方の声としてよくお聞きするところです。京都市もこの町家を残そうと、助成金の活用などを働きかけてしますが、条件と手続きのハードルが高く、専門的な知識を持った方でなければうまく活用できないのが現状だと思われます。貴重な京町家の文化をより多くの方に知ってもらう、体験してもらうには、その場所で暮らしてもらうのが一番だと思います。とはいえ、先に挙げた課題もありますので、私たちは宿泊施設として建物を残すという選択をして、まずは一日、数日でもこの場所に滞在して、その良さを体験していただけるようにと考えました。
その他の事例
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運営
外観は京町家の姿をそのまま残し、内装をフルリノベーション。明るく開放的な空間を演出する為、二階部分は半分を吹き抜けのスペースにし最大限に採光を取り入れた。また、一階も一面をガラスにし、多くの採光を取り入れ、庭と室内が1つ空間に感じられるように設計。壁全体やインテリアも白で統一していることから、明るく清潔感を感じることができる。吹き抜けと大きなガラス窓は空調管理を難しくする為、建物全体に床暖房を完備。季節を選ばず、快適に利用できる空間。
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運営
元々は京町家であっても、長い年月の間、利用する人間が入れ替わり、大抵の建物は改装を繰り返します。この建物は外観からは京町家の構造を持っているとは想像ができませんでした。しかし、改装の過程で姿を現した町家の構造。これを活用しない手はないと、昭和の後期にかけて改装が行われた部分をすべて撤去し、町家のベースを元に木の素材を主に取り入れ、モダンな要素を取り入れた内装にフルリノベーションを行った。利用者が快適に利用できるように部屋の間取りを広く確保し、水回りは必要な機能に限定。通路も広くとり、エントランスから解放感ある、魅せる町家スタイルのゲストハウスへ生まれ変わった。
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運営
虫籠窓、漆喰の壁、格子、奥庭など、京町家の特徴を数多く有する貴重な家屋をリフォームして宿泊施設として活用。奥庭を望む座敷では座卓と個性的な座椅子を設置し、伝統的な建物の中にモダンな要素を取り入れ、時間の流れを感じられるように演出しています。寝室は床の間を有する純和風の仕様と梁を見上げる高い天井の下にベッドを設置した異なる仕様の部屋を取り入れた。
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