実績・事例
京町家のゲストハウス 水回りリフォーム事例
京町家のリフォームを行う際に意見が分かれるのが、水回りのリフォームについてです。水回りは、言わば別の部屋とは完全に分けられた空間とも考えられる為、思い切ってモダンな内装や設備を取り入れる方も多いです。一方で、せっかく町家として建物を残すことを決めたので、全体の雰囲気と調和を図りたいと考える方もいます。今回は、後者のパターンを紹介したいと思います。
洗面台は陶器の素材を利用しています。これによってグッと和の雰囲気が出ます。また、壁には漆喰調のクロスを利用すれば、京町家の雰囲気としっかりと調和してくれます。トイレでも同様のクロスを利用できます。そして、木材で腰壁を造作しておけば、手入れもし易くて良いと思います。次のお風呂ですが、思い切って陶器のお風呂を導入される方もいますが、個人的にはシステムバスがオススメです。陶器のお風呂を導入することによって、他の建物としっかりと差別化を図ることができますが、始めこそ物珍しいものの、やはり不便さが勝ってしまいます。システムバスも木目調の柄を導入すれば、それなりに町家の雰囲気ともマッチしてくれます。
- ポイント
- 京町家などの古い建物では、全体の調和を図るのか、アクセントをつけるのか、まずは、その方向性についてしっかりと目標を定めると良いと思います。調和を図る方を選択しておけば、大きな失敗をする可能性は低いでしょう。アクセントを付けたい場合は、設計士やインテリアコーディネーターの方などに相談するのも一つの方法です。
その他の事例
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運営
外観は京町家の姿をそのまま残し、内装をフルリノベーション。明るく開放的な空間を演出する為、二階部分は半分を吹き抜けのスペースにし最大限に採光を取り入れた。また、一階も一面をガラスにし、多くの採光を取り入れ、庭と室内が1つ空間に感じられるように設計。壁全体やインテリアも白で統一していることから、明るく清潔感を感じることができる。吹き抜けと大きなガラス窓は空調管理を難しくする為、建物全体に床暖房を完備。季節を選ばず、快適に利用できる空間。
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運営
元々は京町家であっても、長い年月の間、利用する人間が入れ替わり、大抵の建物は改装を繰り返します。この建物は外観からは京町家の構造を持っているとは想像ができませんでした。しかし、改装の過程で姿を現した町家の構造。これを活用しない手はないと、昭和の後期にかけて改装が行われた部分をすべて撤去し、町家のベースを元に木の素材を主に取り入れ、モダンな要素を取り入れた内装にフルリノベーションを行った。利用者が快適に利用できるように部屋の間取りを広く確保し、水回りは必要な機能に限定。通路も広くとり、エントランスから解放感ある、魅せる町家スタイルのゲストハウスへ生まれ変わった。
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運営
虫籠窓、漆喰の壁、格子、奥庭など、京町家の特徴を数多く有する貴重な家屋をリフォームして宿泊施設として活用。奥庭を望む座敷では座卓と個性的な座椅子を設置し、伝統的な建物の中にモダンな要素を取り入れ、時間の流れを感じられるように演出しています。寝室は床の間を有する純和風の仕様と梁を見上げる高い天井の下にベッドを設置した異なる仕様の部屋を取り入れた。
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