FAQ
FAQ
旅行を楽しむ人にとって、「宿がとれないこと」は大きな問題です。これを解決するべく打ち出されたのがゲストハウスや民泊ですが、このサービスを提供する人にも悩みがあります。それが、「ゲストハウス(民泊)の運営は、なかなか骨の折れることだ」ということです。特にノウハウのない人にとっては、これが大きな負担になりかねません。そんな人の悩みを解決する方法として「運営代行」を利用するという選択肢があります。
目次
京都は昔から非常に観光客がよく訪れるところでした。近年は、ツアーだけでなく、個人で訪れる人も増えています。約80パーセントの人が個人で宿を手配してやってくるようになった今、「個人の、特別で、オリジナリティあふれる旅」にアプローチできる宿が人気を博すようにもなっています。
京都はもともと客室稼働率が非常に高い地域です。京都銀行の経営企画部が平成30年の1月19日に出したデータでは、京都市内主要ホテル(14ホテル)の客室稼働率は90パーセント(小数点以下四捨五入)となっていました。
また、客室単価も高い傾向にあります。非常に効率の良い収益を期待できることでよく知られています。客室単価と客室稼働率から求める「客室収益指数」は、日本のなかで京都がトップであり、110パーセントという驚異的な数値を誇っています。これは、世界各国の有名観光都市と比べてもあきらかに高い数値で、フランスのパリを30パーセント以上も突き放しています。
ただ同時に、これらはある種の「大変さ」を管理者側に課すことになります。
今や旅行者にとって、「SNSでその宿に対する感想を記すこと」は当然のことです。そして個人旅行の場合、「自分と親しい人が良い(悪い)と言っていたから、自分が行くときはこの宿に行こう(行かないでおこう)」と判断する人も多くみられます。
また、客室単価が高ければそれだけの対応や心地よさを旅行者も求めますし、管理者側にも多くの観光客を滞りなくもてなす力が求められます。
しかしノウハウがなければこれはなかなか難しいもの。
そこで登場するのが、「ゲストハウス(民泊)の運営代行」という考え方です。
出典:
京都銀行経営企画部「最近の京都経済の動き(2018年冬)」
https://www.kyotobank.co.jp/houjin/report/pdf/tyousa201801.pdf
ゲストハウス運営代行業者にできることは、その業者ごとによって異なります。一般的には 以下のようなことが運営代行の業務とされています。
ゲストハウスでは、宿泊料金をとる以上、旅館業営業許可が必要となります。ゲストハウス運営代行では、この新規許可取得のためのサポートを行います。申請のお手伝いをするだけでなく、「そもそも許可を取得できる施設かどうか」の調査も行います。
宿を決めるとき、写真で宿泊先を選ぶ方は非常に多いです。その為、内装や家具選び、写真そのもののクオリティが稼働率に大きな影響を与えます。写真は、潜在的な顧客にアピールするためのもっとも重要な要素のうちのひとつです。ゲストハウス運営代行では、現場を知りぬいたカメラマンが内装の写真撮影を行います。また、魅力的なインテリアや内装工事の提案もします。
「良い宿を作りさえすればお客が来る」というのは甘い考え方です。実際には予約サイトで施設の魅力を発信する、そして市場調査を行って適時適切な料金を設定するなど、日々、行わなければならない作業があります。特に価格調整は面倒で、稼働率の低い施設では、この作業がしっかりと行われていないことが多いです。これらの業務もゲストハウス運営代行会社に一任できます。
顧客からの予約受付や交渉も、ゲストハウス運営代行会社が行います。「言葉」の問題に悩まされることなく対応ができるので、お客様側にとってもゲストハウス側にとってもストレスがかかりません。また、国々によっても交渉の仕方やコミュニケーションの方法はさまざまです。経験豊富なスタッフとそうでない方では、予約の獲得率が全然変わってきます。
慣れない街を歩き回ることは、お客様にとって大きなストレスです。分かりやすい案内やマップを提供することによって、お客様を施設まで確実に誘導します。また海外からのお客様が道に迷って電話をすることもしばしば。多言語対応可能な運営代行会社であれば、そのようなシーンでも迅速にサポートしてくれるでしょう。また、チェックインの際には日本の文化やハウスルールの説明、周辺の観光案内を行うこともあります。
「言葉がわからない」「日本におけるマナーが分からない」などの問題は、しばしば出てきます。ゲストハウスの場合、周囲の人にゴミ出しなどで迷惑を掛けてしまうこともあります。これはゲストハウスの抱える大きな問題のうちのひとつです。
ゲストハウス運営代行は、長期宿泊のお客様のゴミ回収などを行い、近隣の方々にとってもお客様にとってもストレスのない環境を作ります。
お客様が入れ替わる度に施設の清掃を行うのは当たり前のことです。しかしながら、普段の清掃業務だけでは、施設を完全に清潔な状態に保つことは難しいでしょう。なぜなら、チェックアウトから、チェックインまでの限られた時間で清掃を行い、リネンやアメニティの準備も行わなければなりません。その為、定期的な施設や備品のメンテナンスが欠かせません。清掃が完了したら、ゲストを迎えます。チェックイン時に鍵を渡し、必要なインフォメーションを提供します。
物件を利用したい方がいれば、もちろん提供したい方もいます。運営代行会社には、常日頃から不動産の活用方法について多くの相談が寄せられます。双方の意向がうまくマッチングすると判断した時に、交渉の場を設けるなどのサポートを行うことがあります。また、運営代行会社によっては、不動産会社の機能も併せ持ち、賃貸やサブリースを行っているところもあります。
海外のお客様とのやりとりで、一番問題になるのはやはり「言葉」の問題です。
ゲストハウス運営代行は、これに対応すべく、主要な国の言語に合わせた外国語マニュアルを作っています。
また、言葉の問題を含む 「困った!」には、電話でサポートをします。急なトラブルでも、これによって解決できることが多いといえます。
「宿がなさそうで困る」という旅行者の悩みを解決するのがゲストハウスの運営者であるのなら、「運営のやり方が分からない」という運営者の悩みを解決するのはゲストハウス運営代行です。日々の宿泊業務が滞りなく行えること、トラブルを未然に防いだり起きてしまったトラブルを解決したりすることのお手伝いを、ゲストハウス運営代行が行います。
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